名古屋市中区にある初めての方も安心の鍼灸院【ソアン治療院】
上前津駅徒歩1分

「ホームページを見た」とお伝え下さい

052-243-4900

完全予約制(月曜~土曜 10:00~19:30)

menu

Soin News

鍼灸の補瀉法

経絡治療では、「気・血・水」のバランスが崩れたり、過不足になったりすることで身体の不調がおこります。
その過不足状態に用いられる鍼・灸のやり方を補瀉と呼んでいます。

「補」とは身体に不足しているものを補う働き
【鍼の補法】
・経絡の流注に沿って刺入する
・呼気時に刺入し、吸気時に抜刺する
・よく按じて刺入し、抜鍼後に鍼孔を閉じる
・徐々に刺入し、徐々に抜鍼する
・細い鍼を用いる
・浅く入れて後に深くする
・刺入した鍼下の部が熱する

【灸の補法】
・自然に燃やす
・小さい艾を用いる
・柔らかく捻る
・底面を狭くする
・良質の艾を用いる
 ※良質艾:芳香、手触りが良く柔らかい、繊維が細かい、不純物が少ない、煙と灰が少ない、熱感が緩和(燃焼温度が低い)
      燃焼時間が短い、よく乾燥している
・灰を取らずに重ねてすえる
・熱さを緩やかにする
・皮膚に軽く付着させる

「瀉」とは身体から余分なものを排出する働き
【鍼の瀉法】
・経絡の流注に逆らって刺入する
・吸気時に刺入し、呼気時に抜刺する
・抜鍼後に鍼孔を開ける
・疾く刺入し、疾く抜鍼する
・太い鍼を用いる
・深く入れて後に浅くする
・刺入した鍼下の部が寒える

【灸の瀉法】
・風を送り疾く燃焼させる
・大きい艾を用いる
・硬く捻る
・底面を広くする
・粗悪な艾を用いる
 ※粗悪艾:青臭い、手触りが悪く固い、線維が粗い、不純物が多い、煙と灰が多い、熱感が強い(燃焼温度が高い)
      燃焼時間が長い、湿気を帯びている
・灰を一壮ごとに取ってすえる
・熱さを激しくする
・皮膚に密着させる

上記のように、患者様の状態・症状・病証によって使っていく鍼の太さ・長さはもちろん、鍼の刺入方向・刺入深度・置鍼の時間なども異なります。
※刺激量を決める要因
【鍼】
・使用する鍼
・運鍼の速度
・刺激時間
・手技
(例)刺激強:長く太い鍼、刺入・抜去の速度が急、長時間の刺激、動揺の大きな手技
【灸】
・艾の大小
・ひねりの硬軟
・壮数
・施灸法
(例)刺激強:艾が大きい、ひねりが硬い、壮数が多い

例えばイライラしやすく熱がこもりやすい方に補法をすれば気血を逆に停滞させてしまうので、治療では瀉法をしていきます。
以前ブログのほうでお伝えした八綱弁証でいえば陰証(裏証・寒証・虚証)では補法、陽証(表証・熱証・実証)では瀉法を用いることが多いです。

患者様でもその日の状態によってアプローチがかわるのは、こういった補瀉法も関わっているからです。
体調によっても刺激の感じ方など異なりますが、意図的に刺激量をかえていくこともありますのでその際は患者様に状態をご説明していきます。