名古屋市中区にある初めての方も安心の鍼灸院【ソアン治療院】
上前津駅徒歩1分

「ホームページを見た」とお伝え下さい

052-243-4900

完全予約制(月曜~土曜 10:00~19:30)

menu

Soin News

精と神

東洋医学では臓腑・経絡などが生理活動を営むためには、気・血・津液に頼らねばなりません。また、気・血・津液の生成と代謝は、臓腑・経絡などの整理活動に頼っています。
気・血・津液は、精が生成変化したものです。両親より受け継いだ先天の精と、穀から得た後天の精から原気がつくられます。

○精
・先天の精
両親より受け継いだ精のこと。
生命の素であり、人体の諸器官、組織を構成し、これを成長させていく素となるもの。
人が誕生した後、五臓の腎にしまわれ、発育・成熟および生殖という基本的な生命活動を起動させる。
後天の精によって補給され、この精が気に変化すると原気となり、臍下丹田にあつまり人体の基礎活力として働く。

・後天の精
飲食物より得られる精をいい、脾胃で造られる。
人体で活動する営気、衛気、宗気、津液、血の素となる。

若い人や、食事・呼吸・運動がきちんとしている人などは、この精(先天・後天あわせたもの)が盛んで生命力も旺盛であり、臓腑・筋骨も丈夫で気力も充実している。したがって、活動的で外邪や外傷にたいする抵抗力も強く、疾病になりにくい。また、外傷や疾病になっても治りやすい。
これに対して、老人や過労・過房などにより精が不足すると生命力が弱まり、全身の臓腑・器官も虚弱となり、筋骨も脆くなる。その結果、体温の低下・冷え・疾病にかかりやすい・老化が早まるなどを呈する。
精を充実させるには、腎を補うことが大切である。また、神気の不安定などの障害となるものを除き、気血のめぐりをよくするために、適度の運動と正しい呼吸をし、適切な食事をすることが重要である。

○神(神気)
神とは五臓の中におさまって、生命活動を支配・統制している気である。
神を分類すれば、神・魂・魄・意・志などが挙げられる。

・神
五臓の中の心におさまっているもので、神気のなかで最上位にある。生命現象そのものであり、生体のあらゆる活動を主宰している。
神が安定していれば、心身ともに健康である。しかし神が不安定になると脈拍の不整が起こり、内部の邪に傷られやすくなる。さらに悪化すると知覚異常(幻視、幻聴や嗅覚、味覚の消失など)や思考、判断の異常(幻想、狂気など)や運動機能の異常(半身不随、顔面麻痺、言語障害など)が起こる。神が失われれば死となる。

・魂、魄
神が意識的活動を支配するのにたいして、魂と魄は、無意識的・本能的活動を支配し、人格に深く関わる。
魄は五臓のうちの肺におさまり、乳児の吸乳活動などの本能的行為や、習慣化した日常動作を起こさせたり、痛みやかゆみなどの感覚をもたらしたりするものである。

・意
単純な記憶や思考を含んだ心を指し、五臓のなかの脾におさまっている。

・志
目的をもって思ったり、思いを持続させる心で、五臓のなかの腎におさまっている。