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東洋医学における問診~飲食を問う~

臓腑・経絡、とくに脾胃の機能状態を診るために、口渇、飲水、空腹感、食欲、口味、五味などを問診できいていきます。

○食欲
・食欲不振
虚証:顔色が悪く、倦怠などの症状を伴うことが多い。
実証:胸悶、腹脹、身体の重だるさなどを伴うことが多い。

・厭食、料理の臭いをかぐのもいやがる
偏食:胃のつかえ、腹脹、腐食臭が上逆するなどを伴う。
妊娠:悪心、嘔吐を伴う、あるいは酸っぱいものを欲しがる。
油っこいものが食べられない:肝胆の湿熱に多くみられる。胸脇苦満を伴う。

・消穀善飢
食欲が旺盛であり、食後しばらくすると空腹感が起こるものをいう。胃熱により消化機能が亢進して起こるものが多い。

・空腹感は起こるが食欲のないもの
口乾、舌質紅などを伴う。胃陰の不足により、虚熱が生じて起こるものが多い。

食べる量の増減は、とりわけ内傷病においてその予後を判断するうえで重要な意義があります。
食欲がなく、食べる量が少なかった者に、食欲の改善と食事量の増加が現れれば、脾胃がしだいに回復してきている現れとしてとらえることができます。脾胃の状態を知るにあたって食欲の問診は重要となります。

○口味
口味とは、口の中の異常な味覚をいいます。

・口苦:肝胆に熱がある場合に現れやすい
・口淡:食べても味のしないもの。脾胃の気虚や胃寒に現れやすい。
・口の中が甘い又は粘る:脾胃の湿熱に現れやすい
・口の中が塩辛い:腎熱に現れやすい
・口の中が酸っぱい:食滞に現れやすい

○五味
偏食がある場合は、飲食の取りすぎの場合も、不足の場合も五味と五臓の関係で判断することができます。
現代では、食生活の偏りから、甘味を多くとりすぎ、反対に苦味が少なく酸味も比較的少ない傾向があります。このため脾や腎の異常をきたしたり、心の異常をきたしたりすることが多くなります。
五味を均等に摂取することが健康の秘訣となります。

○口渇
口渇の有無は、津液の盛衰および輸送の状況を反映しています。一般的に口渇のない方は津液を損傷しておらず、健常者または寒証、湿証によくみられます。
口渇のある方は、津液を損傷していると考えられます。また、痰飲や瘀血などの原因により、津液の輸送や代謝が悪いために口渇が起こる方もいます。
口渇の問診では、口渇の特徴や飲水の状況などをきいていきます。

口渇してよく飲むが、それ以上に小便の量が多い方は、消渇によくみられます。消渇とは、口渇が強く、水をよく飲み、多尿で食べても太らない病態をいいます。現代でいえば糖尿病、尿崩症、腎不全、とくに糖尿病が考えられます。
このように病気の早期発見にも東洋医学の問診は役立ちます。